神仙伝の世界
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2018/09/18 -神仙伝の世界
むかしむかし、あるところに巨人がいた。彼は一人だった。
頭上には天が足元にはただ地が広がっているだけ。
他には何もなかった。彼が寂しさの中で死ぬと、その体は山となり川となり、風や雨やいろいろなものとなって一つの世界ができた。そして、人や動物が生まれた。
龍や神も生まれた。神の仕事は、みんなが楽しく暮らせる世界を作ることだったので、自分が持つ強い力を四つに分けて刀を作り、人の世界の4人の王に与えた。
王たちは正しい心をもっていたので、刀の力も正しく働き、平和な世界が続いた。ある時、別の世界の悪い生き物が、この美しい世界を欲しいと思った。
そのためには四本の刀が必要なので、王達の心に黒い息を吹きかけた。
三人の王の心が真っ黒になったとき、神と四人目の王と、何匹かの龍がこのたくらみに気づいた。そして、戦いは始まった——。
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2018/09/17 -神仙伝の世界
「神仙伝」の舞台は古代中国。
人類の進むであろう次元世界のひとつだ。神がすむ”天上界”、人間と龍がすむ”地上界”、魔獣や魔王がすむ”魔界”がある。
地上界は東西南北を東海龍王、西海龍王、南海龍王、北海龍王の四匹の龍と、蒼龍、白虎、朱雀、玄武の四人の王がおさめている。黄龍は千年前の蒼龍との争いで世を去る。
黄龍城のなごりが護荘館。地上界の四人の王に四本の剣を与えたのが、天上界の王、玉帝雷公。
天上界の西王母は、神にして大いなる万物の母である。